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目を閉じて見たもの。
耳を澄まして聴いた獣の足音。
耳を塞いでも...それでも受け入れずにはいられなかった心拍。

枝葉の形を指で辿って 棘の隙間を指で辿って。
知らぬ間に掌は草地に染まり 爪の先まで棘で覆われる。
胸の奥まで吸い込んだ草花の匂いも。
喉を伝って胃の腑へと滲みわたってゆく熱いスープの温度も。

白い木綿にこぼれて広がるは紅茶の滲み。
フィルターに落としたお湯は蟻地獄を作り...
ガラスの中には生まれ変わった香しい琥珀が出来上がる。
紅茶は紅いままに...珈琲は苦いままに。
数秒後には違う色に...新しい温度へと変化する。

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凍てついたグレイの中にピンクを探し、
包み込むようなあたたかいピンクの中にもグレイを探す。
探さなくとも...両者の持つ色の中にもお互いは存在する。
裸で生きたくとも布がなくては歩けない。
色がなくては見失う始末。
日々の暮らしは色に惑わされ 一秒たりとも定まってはくれない。

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〔Rosa rubrifolia:Rosa glauca (Species) /Southwest Europe:1830〕
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目の前に広げられた様々な布の中から
貴方がいつも最後に選んでしまうのはどのふた色?
ひと色ではなく...。
是が非でも布地を重ねて選んで欲しいのです。

G d D
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今回の写真は新旧織りまぜてレイアウトしました。
中には既存のもの...昨年一度記事に使用したものも含まれています。
初めてご覧になる方もいらっしゃるでしょうし、
懐かしく思いおこされる方もいらっしゃるでしょう。
過ぎ去った日々と現在、月日が交錯して今という形を創る。
庭は1日にしてならず(笑)今年はどんな表情を見せてくれるのでしょう。
僕自身 新しい気持ちで向き合ってみたいと思ったのです。
暗い薮に白い花が咲くさまは、僕の狭い庭をいちばんよく表した1枚。
拙い写真ですが、とても愛着があります。
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by MiscellaneousOGRs | 2008-02-14 00:00 | 日暮らし
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