カテゴリ:定点観察( 21 )

c0097879_225145100.jpg

c0097879_2252492.jpg

[Rosa palustris/〜草ぶえの丘〜/Oct 08']
*****************************************************************
10月に訪れた草ぶえの丘の「ロサ・パルストリス」の別カットです。
拙い写真ですが、お楽しみいただけたら幸いです。

G d D
*****************************************************************
[PR]
by MiscellaneousOGRs | 2008-12-10 23:00 | 定点観察
c0097879_1291886.jpg

〔エンシュウハグマ〕(Ainsliaea dissecta Franch. et Savat)
〔遠州白熊/キク科:モミジハグマ属〕
*****************************************************************
c0097879_1294156.jpg

〔ビオラ ラブラドリカ(Viola labradorica)/スミレ科:ビオラ属〕
銅葉...透過する秋の陽射し。
*****************************************************************
c0097879_130910.jpg

〔クサボタン(Clematis stans)/キンポウゲ科:センニンソウ属〕
*****************************************************************
先日のエンシュウハグマが開花しました。

G d D
[PR]
by MiscellaneousOGRs | 2008-10-08 00:00 | 定点観察
c0097879_1324992.jpg

*****************************************************************
c0097879_134449.jpg

*****************************************************************
c0097879_1354657.jpg

*****************************************************************
c0097879_1344293.jpg

*****************************************************************
c0097879_1364562.jpg

*****************************************************************
c0097879_2251012.jpg

*****************************************************************
庭の そこかしこに 溜まった水が なかなか 干かない
わずかな水から 蚊が生まれる どんどん生まれる
蚊は腕に 脚に うなじに ひたいに そして背中に
ちいさな水から 薔薇は生まれる どんどん生まれる
夏を孕んで 秋にひと捌け 汗を忘れる
忘れる前に 色を喪う 喪う前に 色を身籠る
 
あなたはみつけた?
わたしをみつけた?
だれにおしえた?
そっと…ね。

G d D
*****************************************************************
c0097879_831884.jpg

*****************************************************************
〔モミジイチゴ (Rubus palmatus var. coptophyllus) /バラ科キイチゴ属 〕
〔ミシマサイコ(三島柴胡 Bupleurum scorzonerifolium)/セリ科ミシマサイコ属〕
〔Charles Darwin(English Rose)/Austin:UK:2003〕
〔ガステリア Gasteria(臥牛)/ユリ科-アロエ科ガステリア属〕
*****************************************************************
水が溜まらぬように...。
裏返しておいた鉢の受け皿。
映った小宇宙。
足許の水たまりには高い秋空。
セピアがかっているのはそのため。
テラコッタの色。
[PR]
by MiscellaneousOGRs | 2008-09-09 01:00 | 定点観察
c0097879_1281324.jpg

[Geranium pratense『Double Jewel』]

「昨年『Stanwell Perpetual』を思い切って10号鉢に植え替えました」
「株元がさみしいので数々の宿根草を周囲に植え込んだのです」
「ヒューケラや唐子咲きノイバラ...黒百合にクサイチゴ」
「このゲラニウムもその中のひとつ」
「多花性で比較的花期も長く大株に育ちます。まだまだ花を楽しめそうです」
「シドイデスのように枝を旺盛に伸ばします」
*****************************************************************
今年の6月の光はいったい何処へ行ってしまったのか...。
降り立つ庭の隅々に目を凝らし...その行方を探すことしきり。
狭い庭を見渡す時、視界に飛び込んでくるすべての色彩を同時に捉えるのは難しい。

『探そうと思っても無駄なのだ...。』
花は。
葉は。
そして枝は。
少ない光を自らその身に吸い込んで...ある瞬間に一気に放出する。
ただ...その時を見逃さないようにするだけ。
*****************************************************************
c0097879_1284583.jpg

[Rosa pendulina 'Bourgogne']

「今年迎えたばかり...ペンデュリナはローズピンクの目にも鮮やかな花」
「ブルゴーニュは優しい淡いピンクの花を咲かせます」
「チョコレートのような...渋く且つ甘い色合いのヒップは日に日に深まるばかり」
「既にいくつかの実は落下してしまいました...それでも」
「沢山の実は膨らみながらも色を変え、次の季節の到来を待っています」
*****************************************************************
c0097879_1291939.jpg

[Rosa pendulina 'Bourgogne']
[Red Nelly]

「本格的な秋を迎えるまで...ヒップも大事にしなければなりません」
「レッド・ネリー」は今、既に黒に近い色合いです」
*****************************************************************
c0097879_1294397.jpg

[Geranium cinereum『Ballerina』]

「目下、...最も夢中になっている植物のひとつにゲラニウムがあげられます」
「スペースさえ許せばコレクションに加えたい願望が...」
「既におおかたの花は散ってしまいましたが、まだまだ蕾をあげている品種も」
「ここにあるのはほんの一部。機会があればまたご紹介いたします」
*****************************************************************
c0097879_13041.jpg

[GERANIUM cinereum『Alice』]

「この『Alice』も多花性ですね...花が途切れる事がありません」
「とても丈夫。矮性品種でしょうか...我が家の株は小ぶりなものです」
「全開になる一歩手前の姿の愛らしさ...堪りません(笑)」
*****************************************************************
c0097879_130255.jpg

[Geranium cinereum『Ballerina』]

「兎に角...素晴らしい色合いです」
*****************************************************************
c0097879_130454.jpg

[Rosa nitida]

「咲き始めはもう少し濃い色合いです...」
「日照が充分でない我が家では...花色が薄くなる傾向に」
「加えて...夜かと思うような(笑)雨続きの暗さでは...」
「終焉に向かって退色するさまもたおやかな一重」
「残念ながらいくつかの実は落下してしまいましたが」
「秋が楽しみな薔薇のひとつです」
*****************************************************************
c0097879_131597.jpg

[GERANIUM cinereum『Alice』]
[ヤマアジサイ:『流星』]

「Yさん...どうもありがとうございます!」
「既に脇から新芽が展開し始めています」
「その姿を写真に収めるべきか早々に切り戻すか...」
「随分迷っていましたが 来年にそなえて養生への道を選んだ次第です」

[センジュガンピ(千手岩菲)/ナデシコ科センノウ属]

「この花は見ていて飽きるという事がありません」
「楚々とした姿に反して繁殖力も旺盛...今は窓を開けてすぐの場所に」
*****************************************************************
c0097879_1312965.jpg

[ポピーマロー 『Callirhoe involucrata』]

「先日、草ぶえの丘で出逢った花です」
「早速我が家にもやってきました」
「まだまだしばらくは楽しませてくれそうです」
「一日花かと思っていましたが2〜3日は保ちます」
「やはり我が家は光量が足りないのでしょうか?」
「本来ならばもう少し深い色合いで咲くはずです」
「特筆すべきは...花が終焉を迎え 萎れる寸前」
「水分を失い...深い青紫へと変貌を遂げるさまはため息ものです」
「切れ込みの深い葉もとても素敵です」
「エミー・グレイ」の株元へ移植しました」
*****************************************************************
c0097879_1315424.jpg

[Mrs. Doreen Pike]

「遅咲きのこの薔薇も最後の力を振り絞って雨に耐えています」
「今年も沢山咲いてくれましたが、薄紙のような弁質ゆえ...」
「長雨で痛んでしまい 中には開き切れずに落ちてゆくものも多数」
「最後の一輪です」
「雨の降りしきる中、雫を存分に吸って薄紙はパラフィンへと...」
「滲みながら透けゆくさま...雨も厭わずまことに美しいです」
*****************************************************************
幾度ボツにしようかと考えたかわからない...(笑)
それでも花が放つ光を記録に留めずにはいられない。

一年にほんの数日。
花によっては ほんの数時間。

この日を待って開いたそれぞれの花に...ただただ胸は熱くなるばかりです。
過ぎゆく春。それぞれの草花へ感謝を込めて。

G d D
[PR]
by MiscellaneousOGRs | 2008-07-03 01:00 | 定点観察
c0097879_2101110.jpg

c0097879_2455727.jpg

〔斑入りテリハノイバラ〕
〔エリスロニウム(Erythronium Pagoda)/ユリ科カタクリ属〕

c0097879_22195190.jpg

〔プスキニアの小さな鉢から発芽...こんなところにも蒔いていたんですね〕

クサイチゴ。ちょっと調べましたら...
カジイチゴと呼ばれるものには葉に艶がありますね。
我が家のものは枝葉共々...マットな質感です。
よって...クサイチゴが正しいのではないかという結論に...。

カジイチゴが黄色い実。
クサイチゴは赤い実。

草とは名ばかり、薔薇と同じく『樹木』です。
キイチゴ属だから今更...何を?...と思われるかもしれませんが
呼び名に相応しくとてもやさしい姿かたちなのです。
地に放って...大きな薮を形成したとしても
そのしなやかさは失われる事はないでしょう。

2枚目の写真は今現在の庭の様子。
随分と緑が濃くなってきていることに気づかされます。
先日園芸店で見かけて その凛とした佇まいに惹かれ
ついつい連れ帰ってきてしまった黄花カタクリもそろそろ終わり。
このカタクリは改良された園芸種で「パゴダ」といいます。
一般にはエリスロニューム、エリスロニウムetc...。
もっと大雑把なタグだと「西洋カタクリ」とだけ書かれていたりします。
黄花カタクリとしてでも充分かなとは思いますが...念の為。
俗にいう「目が合っちゃった」ってこういう事なんですね。
いくら狭い庭といえども...
この花はマクロで捉えてしまってはいけませんね。
何故なら大きな百合に見えてしまう...。即刻削除しました(笑)
細い花弁の先端が捲れて なんともいえない楚々とした姿です。

植え替えの際にポリポットから抜いたら
鹿沼土のみで植え込んでありました。
そんなに珍しいことではありませんが...
これを僕は勝手に「オール鹿沼」と呼んでいます(笑)
薔薇を育てる前は極々僅かな山野草を育てていたんです。
今でも鹿沼土はなるべく切らさないようにストックしてあります。
赤玉土と同じ位の頻度で消費しているように感じる...。
あると安心するんです(笑)

c0097879_21133265.jpg

〔クサイチゴ(Rubus hirsutus)/バラ科キイチゴ属〕

昨年蒔いた薔薇の実が発芽しました。
すくすく育ってくれたら嬉しいのですが...。

G d D
[PR]
by MiscellaneousOGRs | 2008-04-03 23:00 | 定点観察
c0097879_1272785.jpg

c0097879_1275854.jpg

c0097879_128391.jpg

c0097879_1304085.jpg

c0097879_1313068.jpg

c0097879_132690.jpg

c0097879_1355028.jpg

c0097879_1363653.jpg

c0097879_1365611.jpg


1週間。わずか七日の間に。
庭の緑は目に痛いほどです。
するする伸びて...ふつふつと膨らんで。
ずっと変わらないのも さみしいもの。
変わらないが故に嬉しいもの。
そして変わってゆくからこそ楽しいもの!

去年、何処へ行ったのか行方知れずだったモミジイチゴ。
芽吹くまでは この薔薇なんだったっけ?なんて。
随分と大きくなって細枝を四方に撓らせて...
枝や棘だけを見るとまるで見分けがつきません。
迎えた時は背丈も10cm程の小さなポリポット苗だったのでした。
こういった成長を目の当たりにすると すごく嬉しいものですね。
我が家には山野草を含め そんな株が処狭しと隠れていて
或る日突然ひょっこり姿を見せて驚かせてくれます。

今日のヘレボルスは1枚目を除いて いずれも原種とその交配種です。
チベタヌスの幼苗(懸念される根の問題はどうやらクリアしたよう!)
プルプラ交配種やトルカータス・ボスニア。
デュメトルムの血をひいているのではないかと思われるものも...。

1枚目のヘレボルスは 最後までこの形状を保ち
全開することはありません。
少し捩れる花弁は好みの分かれるところかもしれませんね。
毎年、整った丸弁のシングルを...とも思うのですが
どうしても同じような花に惹かれてしまいます。

最後の写真はデュセス・ド・ブラバンの株元ですが...
我が家ではこのように共存してもらっています。
青い小花はベロニカ・オックスフォードブルー。
ちょっと徒長ぎみですが零れるように枝垂れて咲いています。
今のところ、薔薇の成育には特に問題ないように思うのですが...。
なんといっても我が家では1.2を争うほどの連続開花性を持つ薔薇。
あまりに茂ってきたので、ほんの少し間引いて硝子に挿しました。

薔薇に限らず...どの草花たちもいきいきとしていて
皆とても仲がよさそうです♪
中にはふたつ隣の鉢に飛び込んだりしているものも!
したたかでありながら...
ちいさな種に託された命にとって それはもしかしたら...
とてつもない冒険なのかもしれないなぁ...なんて思うのです。

G d D
[PR]
by MiscellaneousOGRs | 2008-03-28 00:00 | 定点観察

c0097879_0372942.jpg


この薔薇は先週末にご紹介したハイブリッド・ティーの『根室の朝』です。
今日の暖かさで内側から一気に弾けるように先端が割れて...
太陽がいちばん高くなった頃には見紛うばかりの姿になっていました。

長かった冬を経て、沢山の眠っていた草花たちが芽吹きを告げた中。
まるで取り残されたかのように ひっそりと蕾は膨らみ...。
冬から春、どちらの季節にも属さないような姿で
ただ一輪...ゆらゆらと枝先に揺れていました。

日本で作出された薔薇は 我が家には片手ほどもありません。
我が国を代表する偉大な育種家、
薔薇の父...そして「ミスターローズ」とも呼ばれた
鈴木省三氏の創り出した薔薇。
育てていらっしゃる方も多いかもしれませんね。

この『根室の朝』を迎えた日の事はあまりよく覚えていないけれど
きっかけとして何よりもまず...その名前が素敵だと思ったからです。
「根室」でもなく、ただ「朝」でもなく...
『根室の朝』という響きに とても洗練されたものを感じたのです。
春から夏の間は丸弁の抱え咲きのような感じで
正直云ってそんなに好きな花型ではありませんでした。
花弁の縁が外側に向かって薄く捲れるさまは
剣弁の薔薇だとクラシカルな雰囲気を醸し出しますが
丸弁とあっては...なんとも形容しがたい曖昧な印象だったのです。

c0097879_313422.jpg


ただ...主幹こそガッチリしていますが、あくまでも枝は細くやわらかく
いつも項垂れて咲く姿には古いティーローズの風情が漂います。

このひと枝も非常に細く、そのままでは花器に挿す事も出来ず、
ちょうど剪定したばかりのレモンティーツリーのひと枝を花留めに
Uの字を逆さにしたように大きく折り曲げて挿しました。
強い風に煽られてかなり痛んでいますが、
壁のしみまで吸い取ってしまうような存在感。
尚且つ我が身の傷さえも歓びに変えてしまう...
そんな懐の深さを感じた次第です。

パラフィンのように薄い花弁は内側が透けて見えるほど。
そして特出すべきはその香り!
ティー香よりもダマスク香がより強く感じられます。
花弁が綻ぶ頃には熟れた苺のような甘酸っぱさも入り交じって
風が入る方の窓辺に挿すと
たった一輪でも部屋の空気を変えてしまいます...。

薔薇を育て始めてもう何年になるのでしょう。
...といってもまだまだ両手には足らず、
薔薇のなにものをもわかっていないような...
そんな気がする時さえあります。
ただ今年程(昨年四月〜今年三月まで)12の月 漏らさず
様々な薔薇の姿に出逢えた年はかつてなかったかもしれません。
以前、駒場バラ園のおばあさまに薔薇を包んでもらっていた時の事、
「人間も一緒ですよ...丈夫で繰り返しよく咲いて...ね?」
そんなお言葉をいただいた事がありました。
出逢ってからというもの...こんなに素敵な姿を見たのは初めての事。
加えて...まだまだ肌寒さも残るこの三月に咲いたというだけで
きっと今後も忘れる事はないでしょう。

僕は根室を訪れた事はまだありませんが、
霧が深く、坂道の多い素敵な街だと聞いた事があります。
いつの日か岬に立って 靄がかかった遥か彼方の海を眺める...。
朝日の昇る最東端...切り立った崖に立ってみたいものです。

c0097879_0375467.jpg

〔根室の朝 (Hybrid Tea) /鈴木省三:Japan:1957〕
〔レモンティーツリー(Leptospermum petersonii)〕
〔フトモモ科:レプトスペルムム属〕

此処を訪れてくれるすべての人の日曜日の朝へ。

G d D
[PR]
by MiscellaneousOGRs | 2008-03-09 00:00 | 定点観察

c0097879_1029339.jpg


写真を分割することにより、当然の如く画像は小さくなりますが、
それぞれを組み合わせる事によって伝えられる雰囲気もある...。
そんな風に感じたのが始まりでした。
当初は軽く実験のつもりで数枚を散りばめたのでした。

1枚の写真(もちろん数枚...時には数十枚)を選択し、
写真に文章を添えて記事にする訳ですが、
景色を分割、配置していく作業は正直面倒でもあります。
けれどもその面倒な行程を重ねる事によって
組み合わされた景色のひとつひとつが時に鮮明に甦る事もあり、
以前にも増して...自分自身楽しみながら
記事を書く事ができるようになりました。

c0097879_10292690.jpg


コマで見せる事によって映える写真もあり、
単独で存在させた方がよい写真を、浮きあがらせる指針にもなります。

もう少し、大きな画像でご覧になりたい場合...
その際は、どうぞ遠慮なく仰ってくださいね。
どの写真も元のデータの大きさは統一してあります。

今日の写真は神代植物公園の『ロサ・モスカータ』です。
昨年の秋に一度記事にした際には、
小さな写真をそれぞれコマで配列しました。
近年、原種の薔薇へ傾倒しており、
更なる未地の境地へ身を沈めてゆく...
一種の陶酔にも似た心情を味わっています。

c0097879_11254367.jpg

(二つ目の蕾が今朝、開きました...。)

これまでに見たどのモスカータとも葉の質感・枝の手触り、
すべてが違っており、まだまだ興味はつきません。
天鵞絨のような、もしくはフランネルのような産毛を身に纏い
枝によっては産毛の下に紫を帯びた肌が見えかくれしています。
他の原種の薔薇たちが赤く実を熟させている中、
このモスカータはオリーブのような青々とした実が
葉裏のそこかしこに点在していました。
今年は四季を追ってその姿をこの目で確認したいと...
そう強く決意させてくれた薔薇です。
土のない場所まで新梢を伸ばし、
どこまでも地を這ってゆくその姿には
何故だか胸を熱くさせるものがありました。
なんとも逞しく...且つ優雅なその佇まい。
薔薇の本性を見る思いです。

G d D
[PR]
by MiscellaneousOGRs | 2008-01-19 00:00 | 定点観察

c0097879_14151442.jpg


温かい室内から蒼ざめた庭を見る。
意を決して降り立ち 黙々と作業していると
一時間も経たないうちに体温を奪われます。
過酷と思っているのは、のほほんとしている主だけで、
植物は自身の体温をいちばん分かっているものだ...とも思う。
或る一定の寒さ、低温にあてないと芽吹かない草木も多い。
球根の芽は次第に膨らみ 地際すれすれのところで土を持ち上げています。

昨年夢中になってシャッターを切っておきながら
ついに日の目を見る事のなかった写真たち。
これら一連の写真は古いマニュアルフォーカスの一眼で撮ったもの。
ぼんやり楽しみながら撮りました。
よって出来上がった写真もほどよくぼんやり。
上達するか否かは定かではありません。
古いカメラですから相応に癖も生じていると思われます。
けれど今年もデジタルと平行して撮っていこうとあらたに決意しました。

c0097879_1416060.jpg


一年に一度しか咲かない花々が 大地に花粉を散らしながら
途切れる事なくバトンを繋いで季節を織り成してゆく。
僅か一週間も経たぬうちに花弁を散らしてしまったものたち。
今年はそれぞれの草花の様子を見落とすことなく...
短い春にひっそりと咲く その姿を追って行けたら と思っています。

c0097879_14252054.jpg


早春に咲くシラーや白雪芥子。
初夏にかけて薔薇の足許を彩ってくれたユーフォルビアたち。
ユーフォルビアは これといった虫がつきませんから
いくつかは小さな鉢で育て シーズンには庭と室内を行ったり来たり。
この色彩は唯一無二のもの。なんとも美しい緑色を持っています。
枝を手折ると乳白色の血が流れ 気安く触れるとかぶれます。

c0097879_15412584.jpg


写真上段左は白雪芥子。
この鉢には姫ツワブキやその他沢山の山野草を植えたけれど
その大半はもう憶えていません。
この年、初めて目にする草花も沢山あったような気がしています。
下段右側はプスキニア・リバノチカ...だったかな?
草丈10cm程、小さな姿ですがとても可憐な花を咲かせます。
うなじにひと捌け淡い水色を忍ばせて俯くように咲く小花。
今年はひとまわり大きくなって顔を見せてくれるといいのですが...。
それぞれ個別にも載せておきますね。

『Rosa iwara』に絡めたクレマチスの名はカシス。
比較的大輪で非常に深みのある紫の花弁。
昨年は花付きが今ひとつといったところでした。
もう少し花径が小さければ申し分ないのですが(笑)
お互いに花期が重ならないので、別な場所に移植しました。

薔薇は『Duchesse de Brabant』。
今あらためて見返すと この薔薇の特徴がよく表れているようにも感じます。
育て始めた頃は、この薔薇の個性のひとつでもある...その波打った葉が
あまり好きではありませんでした(何故かうどん粉を連想させます!)
写真は昨年の秋のものですが、現在も蕾がひとつ綻びかけています。
夏が終わると陽が傾き、庭を斜めに横切り二分してしまうのです。
一年を通じて接している機会が多いせいか、
今ではかけがえのない薔薇のひとつとなっています。

c0097879_14164498.jpg


薄く膜を張ったような暗い朧げな光の微粒子。
皆さんにも やがてくる春を感じていただけたら幸いです。
季節は多岐に渡ってバラバラ、写真自体非常に危うい感じですが(笑)
何故か凍てついたこの時期に相応しいようにも思うのです。

G d D
[PR]
by MiscellaneousOGRs | 2008-01-14 00:00 | 定点観察

c0097879_2250573.jpg


週末毎に淡い雨が降ります。
何処を見渡しても夏の面影はなく、未だ冬の兆しも見えない。
秋はただひとりで其処にいるかのようです。

先日久しぶりにカメラを手に、長い散歩をしました。
傘をさし、目黒をぐるり廻って白金へ。
銀杏並木の坂道で世にも美しい樹の実を拾いました。
雨に濡れた舗道に雫をたっぷりと吸って横たわっていた房。
葡萄のようなこの房はいったい...何?

c0097879_147336.jpg


こんなに濡れていたのでは、カビが生えてしまうかもしれない...。
そう思いながらも、沢山の木の実と一緒に連れ帰り、
麻紐に結わえ、1週間程乾燥させたところ、なんとも渋い輝きを放ちます。
しばらくはこのまま...ゆらゆら揺れる姿はシャンデリアのようです。

c0097879_22561520.jpg


毎年この時期、舗道に落ちたイイギリの実を拾うのが楽しみなんです。
紅から黒へと変化する実はまことに美しい...。
ドングリの下に並んでいるオリーブのような色の実は、
蜜蝋を塗ったような表皮、指に触れるとべとつきます。
傷痕からメープルのような液体が吹き出て飴色に固まっています。
土に植えきれなかった卓上のサフランもようやく芽が伸びてきました。

庭で熟した薔薇の実や、朽ちて弾けたマリーゴールドの花びらと種。
同じ硝子の中で、共に日々変わりゆく姿。
1枚目の写真の左上、梅の実のような球体は、
イングリッシュ ローズの『The Generous Gardener』。
他の薔薇の実に比べてかなりの大きさです。

c0097879_22573776.jpg


図鑑を片手に、枝葉や実の形状を調べるのも楽しい季節。
まだ知らない事...まだ知らない名前。
それはとても楽しい事なのだとあらためて感じる次第です。

c0097879_23215625.jpg


珈琲の湯気も今朝はよりくっきり...まるで煙草の煙のようでした。
確実に冬へと近づいているんですね。

G d D
[PR]
by MiscellaneousOGRs | 2007-10-15 00:00 | 定点観察
←menuへ