三月の庭から。


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〔Snow Goose (English Rose) /Austin:UK:1996〕
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朝、目覚める時間が日に日に早くなります。
小鳥たちは枝から枝へと忙しく...あたらしい春を啄んでいます。
芽吹いて間もない柔らかい葉が充実するまであと半月?

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〔斑入りヘビイチゴ/Duchesnea chrysantha/バラ科ヘビイチゴ属〕
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〔根室の朝 (Hybrid Tea) /鈴木省三:Japan:1957〕

昼間はどこまでも白く...海の彼方にたなびく煙に目が眩む。
デスクに射し込む太陽は昨日と違った位置に影をつくります。
なんだか嬉しくなりますね。

夜は沈丁花。
そう...少しずつ散歩の時間が長くなっていることに気づかされるのです。

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僕は毎年 三月になると瞼の裏側が淡い黄色に染まるのを感じます。
九月も同様に感じますが、秋の始まりが金砂を散らしたような山吹色なら
三月は 檸檬の皮を薄く剥いた時に見え隠れする...果肉との間の曖昧な層。
直接目には見えなくとも 内側に水分を多分に含んだ瑞々しさ...
そんな印象です。

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〔プスキニア/Puschkinia libanotica/ユリ科プスキニア属〕
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朝いちばんに窓を開けて風を迎える時。
生まれたばかりの新芽たちが
くすくす笑いながら部屋に入ってくる気がします。

今日は久しぶりにゆっくりした休日でした。
薔薇の剪定もほぼ終えました。
結わえていた麻紐を解いたり結んだり。
蔓草を枝先まで伸ばしたかと思えば株元まで下げてみたり。

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〔ゲウム/Geum/バラ科ダイコンソウ属〕

懸念していた陽射しの問題もあっという間に解決してしまいました。
以前よりも風通しが良くなって、かなり明るくなりました。
白かった外壁はベージュに塗り替えられ、
くすんだ水色の柱は焦げ茶に生まれ変わりました。
この寒々しい塀の色もあとひと月経てば緑が塗り替えてくれるはず。

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〔フチンシア/Hutchncia alpina/アブラナ科フチンシア属〕
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〔ソフォラ/Sophora microphylla/マメ科ソフォラ属〕
〔センペルビウム/Sempervivum/ベンケイソウ科センペルビウム属〕
〔ムスカリ/Muscari/ユリ科ムスカリ属〕

この胸躍る気持ち...皆さんに少しでもお届けできたら。
写真はすべて今日 作業の合間に撮ったもの...。
きっと今まででいちばん多いかもしれませんね。
とても豊かなものを感じながらシャッターを切った次第です。

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ふたつの薔薇はそれぞれに。
葉を取り除いたあとも切ることの出来なかった枝と蕾。
咲かないかもしれないとは思いながらも
この枝だけは葉をそのまま残していました。
そして気づかぬままに塀の外へ向かって咲いていたもの。
いつもならすぐに散ってしまうこの儚い薔薇も...
春風に痛みながら既に二週間は経っている筈です。
5、6枚目は開花した際にも載せたものですが、今は半ば退色し...
子房が膨らみつつもまだ次々と蕾を立ち上げています。
ピンクのダブルは今年の新顔。
2枚目と最後のヘレボルスは原種交配株。
残念ながら交配の詳細はラベルに記載されておらず
謎に包まれたままですが...
まるでボッコネイの血でも入っているかのような姿。
ヘレボルスにはめずらしく かすかに香るような気もします...。
せっかくですから 交配してみようかな...なんて思っています。
とても春らしい優しい装いです。

個々の草花の名前、もしくは品種名は追って追記しますね。
我が家のちいさな庭からの春だよりです。

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by MiscellaneousOGRs | 2008-03-03 00:00 | 月季
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