フランネルの手触り...『Rosa moscharta』。


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写真を分割することにより、当然の如く画像は小さくなりますが、
それぞれを組み合わせる事によって伝えられる雰囲気もある...。
そんな風に感じたのが始まりでした。
当初は軽く実験のつもりで数枚を散りばめたのでした。

1枚の写真(もちろん数枚...時には数十枚)を選択し、
写真に文章を添えて記事にする訳ですが、
景色を分割、配置していく作業は正直面倒でもあります。
けれどもその面倒な行程を重ねる事によって
組み合わされた景色のひとつひとつが時に鮮明に甦る事もあり、
以前にも増して...自分自身楽しみながら
記事を書く事ができるようになりました。

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コマで見せる事によって映える写真もあり、
単独で存在させた方がよい写真を、浮きあがらせる指針にもなります。

もう少し、大きな画像でご覧になりたい場合...
その際は、どうぞ遠慮なく仰ってくださいね。
どの写真も元のデータの大きさは統一してあります。

今日の写真は神代植物公園の『ロサ・モスカータ』です。
昨年の秋に一度記事にした際には、
小さな写真をそれぞれコマで配列しました。
近年、原種の薔薇へ傾倒しており、
更なる未地の境地へ身を沈めてゆく...
一種の陶酔にも似た心情を味わっています。

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(二つ目の蕾が今朝、開きました...。)

これまでに見たどのモスカータとも葉の質感・枝の手触り、
すべてが違っており、まだまだ興味はつきません。
天鵞絨のような、もしくはフランネルのような産毛を身に纏い
枝によっては産毛の下に紫を帯びた肌が見えかくれしています。
他の原種の薔薇たちが赤く実を熟させている中、
このモスカータはオリーブのような青々とした実が
葉裏のそこかしこに点在していました。
今年は四季を追ってその姿をこの目で確認したいと...
そう強く決意させてくれた薔薇です。
土のない場所まで新梢を伸ばし、
どこまでも地を這ってゆくその姿には
何故だか胸を熱くさせるものがありました。
なんとも逞しく...且つ優雅なその佇まい。
薔薇の本性を見る思いです。

G d D
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by MiscellaneousOGRs | 2008-01-19 00:00 | 定点観察
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