鈍色 ひとひら ひと雫。


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庭のクリスマスローズが綻びはじめました。
昨年に比べると少しだけ開花が早いような気がしています。

薔薇もほんのわずかに咲いてはいますが、
これから春に備えて様々な作業が目白押し。
北風に靡いては1枚ずつ葉を落とし...
凍てつきながらも一輪ぽつんと咲く姿は
ひと際いとおしいものですが
そろそろゆっくり休ませてあげたい...
そんな気持ちとはうらはらに
未だ葛藤の日々が続いています。

落葉樹の葉も 鉢のそこかしこに堆く降り積もって
土を夜露から守りながら自身も土に還る準備をしています。

誤解を招く事を恐れずに云えば...
クリスマスローズという この呼び名が好きではありません。
「ヘレボ」や「クリロー」はもっと気恥ずかしい。
『クリスマス』+『ローズ』。
このふたつは取合わせてはいけない禁断の匂いがします。
そこはかとなく怪しい気配が漂う気がしてなりません。

あくまでこれは個人的な嗜好ですが
株を選ぶ際の基準として 葉がギラギラしているものは
花がどんなに美しくても躊躇してしまいます。
...と、こんな悠長な事を云っていられるのも今のうち。
微熱は束の間。甘い毒は躯の隅々にまで行き渡り。
春を迎える頃には随分と心の広い人間になっていることでしょう(笑)
皆さんはどんな花姿をお求めですか?
ちなみに2枚目の淑女は先日お迎えしたばかり...。

空に。
塀の陰に。
軒下に。
枝葉の隙間に。
亀裂の入った鉢のそこかしこに。
冬は鉛のような色を落としてその身を翻す。

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色を失った庭の片隅にひっそりと俯くその姿は...
貴人が空を翔ける際、肩からすべり落ちてしまった羽衣のよう。
今はただ...地に平伏し枝葉と同じ高さに寝そべって...
花弁に透ける冬の陽射しを共に浴びたいとさえ。

真冬に咲く花は本当に美しいです。

ゆっくりと...随時追ってご紹介いたしますね。
それとも貴女と私。
いっその事、すべてを白紙に戻して...
これっきりになさいますか?

G d D
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by MiscellaneousOGRs | 2008-01-16 00:00 | 月季
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