〜時を結ぶ〜実を結ぶ〜


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長かった正月休みも今日で終わり...
もうすぐ日付が変わろうとしています。
今日が仕事始めという方も沢山いらっしゃる事でしょう。
皆さんはどんな正月休みを過ごされましたか?

決められた時間の枠組みの中で出逢う様々な出来事。
北へ南へ...一年に一度か二度。真夏と真冬。
それぞれが待つ家族のもとへ。
あるいは遠く離れた恋人の暮らす街へ。

ホームを背にした瞬間から。
タラップを降りた瞬間から。
懐かしい街へ...家路へと急ぐ...その短い時間の中で。
意識する事なく躯の中の時計が自然と切り替わる。

冬に帰省する習慣を今年から変えてみようと思ったのは
不思議にも家族と意見が一致したからでした。
正月は田舎が賑わう時期ではあるけれど、
冬枯れた景色まで変えてしまう事はできません。
往きはよいよい...ではないけれど
車窓から見える真冬の凍てついた景色は
帰りは尚更...もの哀しく映るもの。
空港で手を振る年老いた祖母や叔母の姿が
いつまでも残像として瞼の裏に残るのです。

草木が芽吹いて、新しい葉が展開する頃。
虫達が永い眠りから覚めて土を持ち上げる頃。
小鳥達が樹々の間を謳うように自由にすりぬける春。
今年はそうする?...なんてお互いに納得したのでした。
きっといままでに経験した事のない再会に
春の力も手伝って お互い胸躍るに違いありません。

...という訳で 年末年始はのんびり友人達と過ごしました。
庭の手入れはもちろんのこと、植え替え鉢替え...冬草の除去。
そんな諸々の作業を一気に片付けてしまうつもりで
内心ムフフフ...♪だった訳ですが、
のんびりしすぎてそこまで手が廻りませんでした。

先週末に一日出勤したものの...
本当の意味での正月休み最後の今日。
午後からは野田園芸さんへ出かけて
クリスマスローズを堪能してきました。
ゴワゴワと茂った硬い葉裏に見え隠れする新しい蕾たち。
しばらくは週末毎に通う事になりそうです。
新たに一鉢迎えましたが戦利品はまた後日に♪
これから成長が楽しみな株です。

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花梨は大切な人へ 引っ越し祝いに贈った樹。
春には原種の薔薇にも似た可憐な花を咲かせ
花が散ったそばから実を膨らませて夏を越します。
成長するにつれ、表皮が剥がれ地肌を見せるこの樹に
何故だか僕は特別な思い入れがあります。
大切に育ててくれていますから 贈った僕としても一安心。
何よりも気に入ってくれたのが嬉しかったのです。
それからというもの 毎年果実酒として漬け込んでくれています。
ちなみに花梨もバラ科ですね。
中国が原産だと知ったのはつい最近の事。

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中段 サクランボのような薔薇の実は
昨年の秋に神代植物公園で撮ったもの。
プレートには『カニナとガリカの交雑種』(たしか?)とありました。
いまだかつてこんなにも美味しそうな薔薇の実を見た事がありません。
小鳥達がついばんだ痕が無数に...
きっと形状そのままに美味しいのでしょう。
すべらかに湾曲する枝に鈎状の棘。かなり魅力的です。

野イバラのような実を結んでいる薔薇も
細い枝には蜜を纏ったような棘がびっしりと!
残念ながらメモした紙が何処か紛失してしまいその名は分らぬまま。

そして我が家で今年いちばんに開花したのはこの薔薇でした。
落葉する気配さえ見せず、葉も青々と茂っています。
仄暗いけれども、どことなくあたたかい冬の陽射し。
花弁に閉じ込められた陰影がことのほか印象深く
どの季節にも見る事のできなかった表情に出逢えた気がしています。
大好きな薔薇だけに...これはとても嬉しい出来事でした。

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〔Le Ve'suve (china Rose) /Laffay:France:1825〕

今年も皆様にとって 実り多き豊かな年になりますよう!
ふっ...と気が向いたらいつでもお気軽にお立寄りください。
澄みきった空。汗ばむ日、雨の日も...風が窓を叩く夜更けにも。
その窓は開け放ったままにしておきます。
暖かいお茶でも召し上がって
気の向くままに 自由に寛いでいただければ幸いです。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

G d D
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by MiscellaneousOGRs | 2008-01-07 00:00 | 月季
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