翳りは偽り。


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どんなに瑞々しい果実でも、時が経てば自然に水分を失い...
やがて果皮は縮れ果肉と共に沈んでゆきます。
ただ若くて美しいというだけでも、それ自体充分に輝きのあるもの。

欠け落ちて本来の丸みを失ってしまったもの。
色はくすみ...澱んで元の色を識別できない程に変わり果て...
滑らかだった表皮に、溝も露わな窪みを作り出す。

若く 新しいというだけで見向きもされないもの。
旬のものが瑞々しく綺麗なのは当たり前の事だと...。
朽ちたものや熟成されたものだけに美徳を見出そうとする心。
そんな場面に遭遇した時。
その心情を恐ろしく無惨なものに感じる瞬間があります。

今年の我が家の紫陽花。
花柄を摘まず夏を越しました。
時間だけが均しく流れて、ただ今がそこにあるだけです。

G d D
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by MiscellaneousOGRs | 2007-09-09 23:30 | 日暮らし
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