心ならずも...。


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夏になると薄く折り畳んで鞄に入れておくものがある。
それは折り畳み傘ではなく、ポリエステルのウィンドブレーカー。
空調の効きすぎた屋内では非常に重宝するし、
大抵の雨なら手ぶらで歩けるのもいい。
荷物は少なければ少ないほど好ましいもの。
冬ならコートの内ポケットに入るものでも、剥き出しの夏には持てあましてしまう...。
休日とあれば、できる事なら何も持ちたくはない。(カメラは別ですヨ)

もう随分前、財布を新調しようと思っていた時の事。
毎年買い替える際にも、ついついベーシックな色を選んでしまう。
或る日、色のバリエーションが増えて、これだ!と思う色が見つかった。
それは、とても深い緑色!
いつも使っているものなのに、同じ革でもしっとり柔らかい印象...。
申し分ない発色だったけれど、何故か買う事ができず、
普段とたいして変わらない色を選択してしまった。
それが衣服だったなら、迷わずに買っていたことだろうと思う。

白に濃紺。焦げ茶。黄色。そして緑色。
番外で、同等の淡さのグレイにピンク。
雨が降ったあとの砂地のようなベージュならいいけれど。
淡い生成りは似合わない。
白いシャツでもオフホワイトは駄目。
黄色にしてみても、レモンイエローよりはこっくりした山吹色。
身に纏う色が必ずしも似合う色とは限らない。
そう分かっていながら...、心ならずも惹かれてしまう色がある。

この夏、そんなレモンイエローのポリエステルを買ってしまった。
心なしか顔色が悪く映る気がする。...どうかと思ったけれど、
雨に見舞われて雫を弾く生地は、空を映してほどよく馴染む。

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友人に荷物を全く持たない男がいる。
財布さえも持たず紙幣はクリップに。小銭はそれぞれに。
とても望ましい形です。

G d D
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by MiscellaneousOGRs | 2007-08-08 00:00 | 日暮らし
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