その薔薇に相応しい場所。


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〔Falstaff (English Rose) /Austin:UK: 1999〕

次々に開花する薔薇たちを、それぞれ写真に収める時。
似たようなショットを何十枚も撮り、その中からたった1枚を選ぶのに苦心する。

結局いちばん最初に撮ったものを選んだりするのだから可笑しい。

この薔薇は、庭でも沢山撮ったけれど、どの過程も息を呑む程美しかった。
ただ.....、剛直な枝が四方へと斜上するので、狭いフレームには収まりきれない。
ひょんなところにその端正な顔をのぞかせるので、少し間の抜けた感じに...。
豊かなあまり、一日で散ってしまうような優しい風情の薔薇に負けるのです。

勢いよく切って硝子に挿した時、水をたたえてほどよく色が落ち着いた気がしました。
ひとり、もしくはふたり...。さみしい位がちょうどよい感じ。

散歩していると、誰が植えたのか育てているのか分からない薔薇を目にします。
忘れ去られていると呼ぶには相応しくない丹誠されたその姿に見知らぬひとの手を感じます。
この薔薇にもそんな印象を受けました。
草木も育たないような荒れ地に咲いていたら、さらに風情かもしれません...。

G d D
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by MiscellaneousOGRs | 2007-05-20 00:00 | 日暮らし
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