晩夏の水蜜桃。〜宵のジンジャー〜


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〔月桃/Shell Ginger: Alpinia zerumbet 〕

切り花でジンジャーが出回っていた季節...。
枕元の花筒にごっそり放り込んだ花は、
薄蒼い室内に相応しく深い眠りを誘う甘い芳香。

窓辺に置いた、そろそろ旬も過ぎつつある水蜜桃から流れ来る果実本来の匂い。
痛む寸前の果物や花の匂いは人肌と同等の密度を感じさせますね。
いつもよりぐっすり眠れたせいでしょうか。
今でもちょっと忘れられない晩夏の記憶です。

春から晩秋にかけては、眠る際にも窓を開けたままの事が多いのですが、
夕方にもなるとあちこちから雨戸を閉める音が一斉に...。
東京で暮らすようになって、まず始めに受けた軽い衝撃でした(笑)
僕が育った地方では、旅行でしばらく家を空ける時か、
もしくは台風に備えて。年に数える程しか雨戸を閉めたりはしませんから...。

庭にこんな匂いを放つ植物があったら暑さも忘れさせてくれそうです。
今年は種から育ててみよう!...と、昨年思い立ち今我が家にある種。
通常のジンジャーと違って、寒さに弱いとされている月桃。
初夏に咲く花は、なんともあやしい艶やかな風情。見目麗しい南国の姫君。
形状は異なりますが、その色合いは同じく南国のプルメリアにも似た印象。
葉にも心地よい芳香があって、ポリフェノールが含まれているとか...。
沖縄あたりでは、この葉で餅を巻いたりするのだそう。

本土では発芽率がいまひとつだという事ですが、
なんといっても今年は暖かい!
今からでも遅くはないかな?
試してみる価値はありそうです。
それにこの美しい実を鑑賞できるなら、なんとしてでも...!
この枯殻からもスパイシーな匂いがします。
種を取り出すだけで心地よく鼻腔をくすぐるほど。
花が咲き、実がなった暁には、またこのブログでお披露目いたします。
...花が咲くまでには相応の年月を要するかもしれません。

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〔ブルー クローバー/Parochetus communis 〕
〔イベリス /Iberis sempervirens〕

2枚目の写真はイベリスと青い花の咲くクローバー。
冬の作業の合間に慌ただしく撮った一枚です。
我が家には通常のクローバーも鉢のいたるところに棲んでいますが、
このクローバーは徒長しやすいのか、ひょろひょろと蔓のように伸び、
他の植物に絡みついています。でもそんな風情もご愛嬌。
なんとなく気に入っています。ちょっと豆の花のよう...。
毎年、花のない冬時期にもぽつぽつ咲き続けて愛らしい。
イベリスは所謂キャンディタフトと呼ばれるピンクの一年草とは別のもの。
この白花は宿根草になります。花の時期は本来ならもう少し先ですが、
その年の気候によって、開花が微妙にずれる性質があるように思います。

最後の写真は、切ってそのままコップに挿した冬の名残の薔薇。
なんだか適当で、薔薇に対して失礼かな...とも感じるのですが...。
日暮らし。我が家のテーブル...、日常のヒトコマかもしれません。

G d D

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by MiscellaneousOGRs | 2007-02-12 00:00 | 日暮らし
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