姿見。

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私の部屋は薄暗く 晩秋から冬至を過ぎる頃まで...
真昼でも室内灯をつけていなければならない事がある。
二月も幕を閉じようとしている今...、
朝な夕なに窓を開け放しては
部屋からちいさな庭を眺めやる。
この季節、まだ春と呼ぶには少し早い。
それでも燦々と降り注ぐ陽射しに目を向けると
沢山の様々な色彩が目に飛び込んでくる。
本当に美しい季節だと心から思う。
冬を背にし、眼差しの彼方に春を想い描く。
そんな季節に私は生まれたのだ。
室内灯も、もう点ける必要はなくなった。

先週末、何処へも出かけず
太陽がそっと知らぬ間に部屋へ忍び込み...
そしてまた出てゆくまでを終始見ていた。

今がハイシーズンのヘレボルスを始め、
早春にしか出逢う事の出来ぬ野草たち。
立ち枯れから芽吹きへの再生も含めて
撮りたい景色は山ほどある。
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庭というよりも、既に苗置き場と化している坪庭。
少し整理して広くはなったものの...まだまだ完成形には至っていない。
鉢栽培のよいところは、撮影に応じて 陽が傾く方向へ
鉢を丸ごと移動させる事ができる点にある。
もちろん普段はそれぞれの定位置が決まっている。
しばしの間、室内へ招き入れる気まぐれ...。

壁がベージュだという事もあり
仕上がった写真は自然と黄色味が強く出る。
被写体を捉え、フレームの中に収める時間はさほどかからない。
毎回...ほとんど感覚にまかせるままにぼんやりと撮っているから。
この部屋が醸し出す色が気に入っているせいもあり、
色補正なども必要最低限度 ほとんどしないが、
どちらかといえば 正形に切り取ったり、
分割にレイアウトする事の方に神経を使う(わりと疲れる(笑))

私の許へやってきたそれぞれの草花たち。
私自身が望んで求めたものがほとんどである。
それは皆 それぞれに生きる意味を持っていると思う。
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三月が訪れようとしている今、
私もまたひとつ年を重ねた。
それは何の変哲もない...ただあるがままの一日だった。
けれど...とても幸せな「今」だと感じたのです。

G d D
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by MiscellaneousOGRs | 2009-02-26 01:00 | 月季
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